山陰海岸ジオパークとは山陰海岸国立公園を中心に広がる多様な地質や地形と
多彩な自然を背景にした人々の暮らし、文化・歴史に触れることができる地域です。
2010年10月、「世界ジオパーク」に加盟認定されました。
ジオパークマスターとは、香美町内のジオサイトや、地域で自慢の見どころなどを案内するジオパーク案内人の事です。当館主人は、ジオパークマスターであり、前香美町ジオパーク推進協議会長、更に香住観光協会会長も務めた香住マスター!当館主人オススメの香住の魅力満載ジオスポットを紹介します!
今子浦北端の安山岩からなる岬で、展望台からは香住海岸と日本海が眺望でき、日本の夕陽百選にも選ばれた場所です。かえる島の浜から歩いて行けます。写真中央の島が「黒島」、間に小さい島を挟んで奥の右に白い岩(ウシに似た岩)がある島が「白石島」です。展望台から見渡す大迫力のパノラマ日本海を眺めながらお弁当などいかがでしょうか?
侵食され露出した流紋岩~デイサイトの岩脈です。
東側の壁は高さ65m、幅約200mの柱状節理の発達した大岩壁です。
先端部の三角形状の壁は無数に発達した柱状節理と板状節理が武者の鎧の袖を思わせるとことから名付けられました。海上に侵食されて出来た鷹巣岩、蜂の巣岩などの奇岩があります。
高さ41メートル、長さ309メートルのトレッスル式と呼ばれる赤い鉄橋は長く人々に愛される風景でしたが、安全面のため、2010年8月にコンクリート橋に移行、時代の遺産として現在は駅側3本の橋脚が当時の名残りをうかがわせます。
1階は山陰海岸ジオパークを学べるフロア。約2千万年前に大陸から離れ形成された日本列島をはじめ、香美町の地形や地質が育んだ風土や暮らし、食などを紹介しています。2階は海とともに発展してきた漁業のまち香住の「海の文化」を学べるフロア。北前船の歴史や伝統的な漁具、カニやイカ漁の様子などのほか、日本海に生息する魚類をはく製等により紹介しています。
ユネスコ世界ジオパークに認定されている山陰海岸国立公園「香住海岸」の絶景スポットを小型船で巡る「海の観光遊覧」です。
小型船で巡りますのでフェリー等の大型船では近付くことも難しい洞門に入ることができ、自然の神秘をさらに間近で感じることができます。
地元漁師も自信をもってお勧めする山陰随一の素晴らしい絶景を香住の海を知り尽くした船長たちが味のあるガイドで心ゆくまでご案内致します。
海峡の水深が浅いため外海との海水の交換は少なく、唯一対馬海峡から対馬海流が流入するのみです。
日本海の中心部は、巨大なくぼ地となっており、とても深いです。深層には太平洋とは全く性質を異にする日本海固有水と呼ばれる、寒冷で溶存酸素に富んだ海水が分布します。
この固有の海水のおかげで、日本海にはカニなどの冷たい海に住む魚介類が多く生息しているのです。
また日本海は、平均水深は1,752m、最も深い地点で3,742mでとても複雑な地形となっており、多様な水産資源を育んでいます。深い水深域に生息するベニズワイガニ(香住ガニ)、比較的浅い水深域に生息するズワイガニ(松葉ガニ)、2種類のカニを見ることができ、それぞれ特有の味わいを楽しめるのも大地(ジオ)の恩恵と言えるでしょう。
山陰地方では各地で和牛が育てられてきました。
但馬内陸部では、優良な血統の牛が生み出されましたが、各飼育地が険しい山と谷に阻まれたため独自の血統が守られ、その優良な血統を掛け合わせることでさらに品種が磨き上げられたと言われています。日本海への暖流の流入は山陰地方のみならず、日本の温暖な気候に影響を与えています。その気候と風土がさらにこの地域の和牛の品質を高める要因になっています。