昭和5年創業、昭和30年代からカニ料理を始めて60年余り。
当館主人として、料理長として、香住の人間として魅力を伝えたい。
こだわりの「蟹」の美味しさを紹介します。
香住漁港で水揚げ、選定された紅ズワイガニを「香住ガニ」と言います。
漁期は9月~5月と長く、冬だけでなく春や秋でも楽しめます。新鮮さを保つため高速小型船による日帰り漁を行っています。甲羅の中にはカニ味噌や旨味成分を含んだ汁が入っており、表にすると運ぶ道中で流れてしまうため旨みを1滴も逃がしたくない!という想いからひっくり返って運ばれます。
鮮度抜群の香住ガニは特に質が良く、ブランド蟹としても有名。水分がやや多く甘みのあるしっとりとした味わいです。
漁期
9月〜翌年5月末
解禁日
9月初旬
山陰ではズワイガニのオスを「松葉ガニ」と呼びます。由来はカニの足を広げると松の葉に似ているからだとか。松葉ガニは身の繊維質の入り方一本一本が、繊細で美しく、甘みと旨味が詰まっています。
柴山港で水揚げされた松葉ガニを「柴山がに」と言います。柴山がには新鮮な松葉ガニを活きたまま持ち帰り、100以上の厳正な選別でランク分け。 中でも1番~7番までの「番かに」と呼ばれるカニは、柴山港で水揚げされる松葉ガニの最高級品と言われ1船で約800枚水揚げされる中で10枚くらいしかないカニです。
重さ1.35㎏以上のものには最上級の証「柴山GOLD」タグが付きます。
漁期
11月〜翌年3月末
解禁日
11月6日
松葉ガニと香住ガニのブレンド蟹
松葉ガニと香住ガニのブレンド蟹を「黄金がに」と呼ばれます。
松葉ガニは水深400m前後、香住ガニは水深1000mに生息。黄金がにはその間の水深700m前後に生息しています。その漁獲量は紅ズワイガニ3000杯のうち1杯くらいしか獲れず、幻の蟹と称されています。
両者のいいところを取って、上品な甘さとジューシーかつ身がびっしり詰まった良質な蟹です。
10月~5月の旬の時期になりましたらお問い合わせください。
香住漁港では波の荒い日本海で育ったカニや魚介類などが豊富に水揚げされています。毎年9月には「香住ガニまつり」、11月には「香住松葉がにまつり」が開催され多くの人で賑わいます。
丸世井では主人が毎朝香住漁港に出かけて、自らカニを選び、仲買人を通して仕入れています。
柴山港は屈曲に乏しい日本海岸にあっては珍しい天然の湾そのもの。東の舞鶴港や西の境港に比べれば規模は小さいですが、「柴山がに」を始めとする波の荒い日本海で育ったカニや魚介類などが豊富に水揚げされています。